2021年11月18日、ある出来事をきっかけとして急に車輪が回り始め、2022年5月に「杜の宮市」(もりのみやいち)の開催を目指すこととなりました。ただその直後、新型コロナウィルスのオミクロン株が問題となり、開催には不安もありますし、活動開始が遅れて準備にも不安はありますが、スタッフ全員一丸となって鋭意活動してまいります。
2020年5月の「第20回 杜の宮市」は中止(延期) でした
2001(平成3)年に始まった杜の宮市はこの数年、一日に4万人規模の来場者を迎えるクラフトフェアとなっていました。2020(令和2)年5月5日には、駅前銀座通を歩行者天国にして記念すべき第20回を開催する予定でした。しかし新型コロナウィルス感染症の拡大状況を見て、2月26日に中止(延期)を決定、発表しました。
出展予定の皆様から既にお預かりしていた出展料200万円ほどを全額お返しすることにしたのですが、多くの方々から合計60万円以上の寄付を頂戴することとなりました。その寄付を基として、歩行者天国とするはずだった駅前銀座通に、アマビエフラッグを120枚飾りました。「コロナを越えて つながる未来を」というメッセージを添えて、このAMABIE様は5月から1年以上、一宮のまちを見守りました。
「コロナを越えてつながる未来を」アマビエフラッグ
「まちの宮市」の組み立て
ウイズコロナの中でどう、カルチャーとコミュニティを地域で守っていくかを、2020年4月5日から検討し始めました。新型コロナウィルス感染症がどのようなものかも定かでは無い中、一方では今まで通りのように行われるイベントがあり、他方では一切の活動が停止せられているような状況でした。ゼロでもヒャクでもない、ブレーキかアクセルかどちらかだけではない、1から99のどこか、ブレーキとアクセルワークの組み合わせのどれかに、何らかの道筋はないか。ウィズコロナのまつりづくりを模索し続けました。
そうした中、”ゼロ密を目指すクラフトフェア”として組み立てていったのが「まちの宮市」です。野外での開催、広い会場に広くディスタンスをとったブース配置、路上でも来場者の登録とパスシールによる人数把握という形で3密を避けつつ、ゆるやかな開催を目指すクラフトフェアです。2020(令和2)年11月13日から開始し、緊急事態宣言中の3回は中止としたものの、ほぼ1年で9回の開催をしました。
来街者や通行する方を含めても来場者が3,800人には至らぬ、ほどほどのゆるやかな人出でありながら、出展ブースでは豊かな会話と確かな販売も多発するようになり、安全安心な賑わいの創出に少しずつ近づいてきました。「道具」「本」「夏休み」などの小さなテーマを各回設けて、楽しさや個性の演出もしています。
開催日は、ほぼ毎月ある「38サンデー」(3か8が末尾につく日曜日)。一宮のまちの興りである「三八市」が日曜に重なった日です。
2021.11.28 まちの宮市#12
「381 artist (ミヤイチ・アーチスト)」って?
この「まちの宮市」に出展し、支えてくださったのが「381 artist 2021」…2021年度ミヤイチ・アーチストの皆さんです。
杜の宮市では毎年12月くらいに出展者の募集をし、審査を経て380組ほどの方に、5月の杜の宮市へ出展していただいてきました。この選出の仕組みを、年度ごと一年分としたのが 「381 artist」です。 「381 artist 2021」に選出された方は、2021年4月から2022年3月の間の「まちの宮市」などに出展していただきました。
部門ごとで倍率は違いますが、何倍ものご希望の中から外部審査員が選出するのが 「381 artist」 です。
2021.10.3 まちの宮市11 381 artist
re: 第20回 杜の宮市…まちの宮市、381 artist 2022
オミクロン株など、予断を許さない状況です。しかし来年の平和な展開を想い、2022(令和4)年度へ向けて、杜の宮市準備委員会は活動を開始します。(少し遅れておりますが。)第20回 杜の宮市を開催する準備をしてまいります。